【認識率UP!】シールタイプのARマーカーで物流現場の自動化を目指そう!

読み取りサクサク、光沢がない低反射のARマーカーで認識率を上げたい!

みなさまこんにちは。暗素研の小笠原です。

 

今回は物流業界の自動運転で使用されているARマーカーに関しての記事です。

物流業界は人手不足という課題に直面していますが、人手不足解消のために自動運転の技術は日々進歩しています。


自動運転やピッキングに欠かせないのが位置情報などを知らせるARマーカー。

従来のARマーカーは工場の照明や太陽光による反射、またはARマーカー自体の光沢によって認識しにくい場合があることが課題でした。(照明の光量が不十分で、ARマーカーのコントラストが低くなって認識されない事例もあるそうです。)

 

こうした課題を解決するべく、私たちは光吸収素材を使用してARマーカーを作成しています。

特徴としては、光を吸収する黒色の部分が低反射、そのため白と黒のコントラストが強くなり認識率が高まります。

自動運転の課題、物流業界の課題を解決するべく、この記事では低反射ARマーカーを紹介していきます!

 

※本編では軽くて気軽に設置することができるシールタイプのARマーカーをご紹介させていただいています。
それ以外にも、母材の耐久性が高いARマーカーといったものもあわせてご紹介させていただきますので、最後までご覧ください。

 

印刷より黒い、ラベルのように貼れるARマーカー。反射や光沢問題を解決!


↑認識率を上げるために作成したARマーカーがこちらになります!

こちらは10×10cmほどのサイズで作成し、シールタイプになっているので薄くて軽く、気軽に設置できることも特徴です。

 

肝心の反射問題に関してはどうでしょうか。2階にある屋上から撮影したので、ARマーカーは太陽光をいっぱいに浴びています。

 指先は太陽光に当たって一部色や形がとんでしまっていますが、ARマーカーの黒色は反射せずしっかりと文字や形が認識できます。

右側の画像は裏面で、粘着テープがついたシールタイプになっています。

ラベルやステッカーのようにARマーカーを気軽に貼ることができます。

 

 

 低反射ARマーカーの特徴 まとめ

 光吸収素材を使用しているので、

・反射がおさえられている

・白と黒のコントラストが高くなる

これらの特徴により自動運転のロボットやドローンによるARマーカーの認識率が向上します。

 

 さらに、

・裏側に粘着テープがついているシールタイプなので、軽くて気軽に設置できることも特徴です。

 

 

扱いが容易なので、フォークリフトの無人運転をしている倉庫の棚や、短期イベントでの設置、店舗でのディスプレイや集客用イベント、ARを使用した広告など、様々なシーンでご使用いただけます。

 

【低反射のARマーカー】高い認識率、コントラストの秘密は・・・!?

高い認識率の秘密は、「ファインシャット」という黒色素材にあります。こちらを使用して、低反射のARマーカーを作成しました。

 

「ファインシャット」は光を吸収し、反射防止のためにつくられています。

優れた光学特性と厚み0.22mm~という驚異的な薄さの両立をしています。

この特性を活かして、一眼レフカメラのミラーボックス壁面の迷光防止部品として採用頂いております。

 


 

 ↓こちらは印刷の黒色と、ファインシャットの黒色を比較した動画です。
光沢がない低反射のARマーカーは実際にどれくらい反射をしないのか?どのくらい黒いのか?

パネルにはりつけたARマーカーをご覧いただけます。

 

↑光を吸収する素材であるため、薄暗い室内でライトアップしても黒色部分に反射による白飛びや光沢がありません。

 

 

アクリル板にも作成可能!非光沢の2次元コードパネル

先ほど動画内でもご紹介させていただきましたが、母材がアクリルパネルへの加工も可能です。

粘着テープが使用できない場所、または母材の強度がより強いものが欲しいといった場合に向いています。

 

こちらのふたつの記事でも低反射ARパネルを詳しく紹介させていただいています。

【解決せよ!】究極の黒いARマーカーが挑む "認識できない" 課題

→  看板、パネルへの無反射処理事例を紹介!!

 

また、低反射のパネル作成技術でキャリブレーションボードの制作も可能です。

キャリブレーションボードの反射や認識の問題でお困りでしたらご連絡ください。

 

究極の黒が導く低反射!ARマーカーは1点から試作可能

 

 価格の目安

 

 1点からのレーザーカット試作、加工が可能です。

価格の目安として、シールタイプのARマーカー、アクリルパネルのARマーカー、両方の価格を記載させていただきます。

 

 

 


 ・シールタイプで作成した場合の価格目安

 サイズ:100×100mm

 

  1枚での発注:11,000円 (+送料)

10枚での発注:一式 28,000円 (+送料)

 

 


 アクリルパネルで作成した場合の価格目安

サイズ:200×200mm

アクリル板2mm

 

  1枚での発注:12,000円 (+送料)

10枚での発注:一式 51,000円 (+送料)

 

 


デザインやサイズによっても価格が異なります。

マーカーのデザインなどをご相談いただき、お見積りを作成いたしますので下記のメールアドレスまでご連絡ください。
QRコードの作成も可能ですので、ご相談ください。

Mail : kopro@koyo-orient.co.jp

 

 

関連記事

【解決せよ!】究極の黒いARマーカーが挑む "認識できない" 課題

→  看板、パネルへの無反射処理事例を紹介!!

 

コメントをお書きください

コメント: 2
  • #1

    石井 弦 (木曜日, 24 10月 2024 09:17)

    エックスで計測用のARマーカーについて呟いたら、御社からのご案内をいただきました。
    非常に興味がございます。
    すでにWTW関連へはご案内いただいているようですが、導入するにあたって1枚あたりの
    コストが非常に重要ですので近隣のWTWグループでとりまとめする場合の料金目安が欲しいです。
    以下の条件でお答えいただくと嬉しいです。
    ①150mm×150mm シールタイプ 100枚、500枚
    ②200mm×200mm シールタイプ 100枚、500枚
    以上、よろしくお願い致します。
    WTWカガワ、代表 石井弦

  • #2

    暗素研 (木曜日, 24 10月 2024 09:57)

    石井さま

    お問い合わせありがとうございます。
    現時点での価格設定の中ですと、

    ①150mm×150mm シールタイプ
    100枚も500枚も同額で1500円/枚

    ②200mm×200mm シールタイプ
    100枚も500枚も同額で2200円/枚

    となります。
    よろしくお願いいたします。