【製品活用事例】赤外線吸収シートでロボット相撲に「ステルス」革命を!東京工芸大学の挑戦に密着

みなさま、こんにちは。暗素研のサクライです。

今回は、弊社製品が全国ロボット相撲大会の関東大会に出場する、東京工芸大学のロボットサークルで赤外線センサからのステルス化を狙う素材として使用いただけたので、その大会を取材にいった様子を記事にさせていただきます。

 

今回お邪魔したのは、東京工芸大学 厚木キャンパス。こちらで全国ロボット相撲大会の関東大会が8/31に開催されました。豊かな緑の中にあるキャンパス。なんだか学生時代を思い出して懐かしい気持ちになります。

会場は厚木キャンパスの体育館です。この全国ロボット相撲大会は3kg級と500g級があってそれぞれ自立型の部とRC型の部があり、全部で四つのクラスに分かれています。今回弊社の素材を採用いただいた、東京工芸大学のロボットサークル「からくり工房」さんは、このうち500g級の自立型の部に参加されるとのこと。体育館の二階が3kg級の会場、地下一階が500g級の会場になっていました。

まず、二階のフロアで開会式です。来賓の挨拶が続き、大会の雰囲気が盛り上がっていきます。そして選手宣誓も終わっていよいよ、試合開始です。

500g級では下の画像のような土俵の上でロボットがぶつかり合います。自立型の部では、センサーで相手を感知してそれに対応する動きをしていくということで、駆け引きのある展開が楽しめそうです。

ちなみに、「からくり工房」さまのロボットに弊社のファインシャット極XXを張った姿がこちら。本体の全面をファインシャット極XXが覆っていて、異質な黒さになっています。ファインシャット極XXは可視光だけではなく、近赤外線も吸収する特性を持った特殊な素材で、この特性をステルス性を発揮するように応用できるのでは、と採用いただいた形になります。

多くのロボットは赤外線センサーで相手の位置を探知します。ファインシャット極XXがその赤外線を吸収・反射させないことで、相手ロボットから『見えない』状態を作り出す、これが『ステルス化』の狙いです。

「からくり工房」さまのエントリーしたロボットは4台。

白熱した戦いの様子は以下の動画をご覧ください。

今回、一度勝利することのできたロボットもありましたが、残念ながら全国大会に進めたロボットはありませんでした。しかし選手たちの創意工夫や熱意を見ることができて、大変意義深いものでした。鈴木先生からは、センサーの種類によってはステルス効果がある、というデータもいただくことができました。また、関西大会にもエントリーしているとのことで、そちらの結果も楽しみに待ちたいと思います。

引き続き、東京工芸大学ロボットサークル「からくり工房」さまに取材を続けさせていただきたいと思います。

暗素研のサクライでした。

 

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