赤外線対応

近赤外吸収植毛布IR1500

SKU: F2NA40000

¥1,540

のり無し
のり付き

※m単位切り売りを選択した場合、ご購入数量=シートの長さ(m)になります。

ご購入代金が、あと¥30,000 円以上で送料無料になります。
のり付き:安全データシート(SDS) のり無し:安全データシート(SDS) テクニカルデータシート
商品説明
製品仕様
ご購入に関する注意
商品説明

近赤外吸収植毛布IR1500は暗素研独自の技術で開発された、大面積対応の近赤外吸収素材です。スマートホンの顔認証や自立運転のLiDARなど、近赤外を活用したセンシング開発は非常に活発です。開発現場で必要となる近赤外の反射防止、迷光対策資材として、本製品をご提案します。

特別な染料と、パイル原料にカーボンを練り込む独自の素材構成により、可視光からInGaAsセンサー領域を含む2500nmまでの近赤外全域に対応した光吸収性能を持っています。世界でも競合のない、オンリーワンの製品です。

製品仕様

厚さ : 0.8mm(参考値)

原反サイズ

 W950mm x L20m

規格カットサイズ

 950 x 400mm

 A4サイズ

ご購入に関する注意

送料

m単位切り売り 1980円

950 x 400mm  1100円

A4サイズ  440円

m単位切り売りを選択した場合、ご注文数量=シートの長さ(m)になります。(例 :注文数3 = 3mロール1巻)。

【近赤外吸収】IR-1500|LiDAR・センサー開発用 高性能植毛布

LiDAR開発から、満天の星空撮影まで。プロが求める光吸収性能を、この一枚に。不要な光の反射や迷光を極限まで抑制し、センサーやカメラの性能を最大限に引き出します。

ところで、この2枚の布。同じ”黒”に見えますか?

暗素研の近赤外吸収植毛布IR1500と一般的な黒布の比較写真。可視光では両方とも黒く見えるが、赤外線ではIR1500だけが光を吸収し、黒く写っている。

今すぐ、高精度な「暗環境」を手に入れる

あなたの開発プロジェクトを、次のステージへ。

各種サイズ・粘着剤の有無を選択可能

その性能低下やノイズ、
”迷光”が原因かもしれません。

✔ 「センサーテストで正確な値が取れない…」

✔ 「望遠鏡の内部反射で、星のコントラストが落ちる…」

✔ 「カメラ評価用の暗室に、わずかな反射が残ってしまう…」

✔ 「撮影用の背景が、完全に真っ黒に沈んでくれない…」

開発の現場から、趣味の創作まで。不要な光の反射は、あらゆる場面で最終的な品質を大きく左右します。

これが、センサーが見る”本当の黒”です。

暗素研の近赤外吸収植毛布IR1500と一般的な黒布の近赤外線での比較写真。可視光では同じ黒に見えるが、近赤外線カメラで撮影すると、左側の一般的な黒布は光を反射して白く写るのに対し、右側のIR1500は光を吸収して漆黒を保っている。

人間の目には同じ黒に見えた2枚の布も、LiDARや各種センサーが利用する近赤外カメラで撮影すると、その性能差は歴然です。

左側の一般的な黒い布は近赤外光を大きく反射し、センサーにとっては”白壁”のように見えてしまいます。これが、測定ノイズや誤作動の大きな原因です。

一方で、右側のIR-1500は近赤外光を強力に吸収。センサーに不要な光を届けない「真の黒」として機能し、高精度な計測環境を実現します。

【動画で見る】IR-1500の実力

JAXAの試験設備にも採用された近赤外吸収植毛布「IR-1500」。可視光だけでなく、センサーが捉える近赤外域の迷光をどのように抑制するのか、その圧倒的な性能を映像でご確認いただけます。

データで見る、理想の「黒」の実現力

グラフにカーソルを合わせる(スマホはタップ)と、その波長の反射率が表示されます。横にドラッグすると拡大できます。縦軸は対数目盛です。
反射率は外部試験機関で測定した全半球反射率(入射角8°・JIS Z 8722準拠)の代表値であり、保証値ではありません。250~2500nmを5nm刻みで測定した実測データのうち、250~1500nmを25nm間隔で描画しています。

弊社の起毛布素材の反射率を比較したデータです。
可視光域(〜700nm)においてはいずれも高い光吸収性能を持っていますが、近赤外吸収植毛布 IR1500(赤色の線)は、さらに近赤外域(700〜1500nm)までカバー領域を広げた設計となっています。
近赤外域に達しても0.5%以下のフラットな低反射率を維持し続けるため、赤外線センサーやIRカメラを用いた高度な光学系における迷光対策に最適な選択肢となります。

※反射率・吸収率は、外部試験機関で測定した全反射率(全半球反射率)の代表値です。積分球付き分光光度計(SolidSpec-3700DUV)・入射角8°・JIS Z 8722準拠。吸収率は100%から全反射率を差し引いた値です。

主な波長での反射率(代表値)

波長 主な用途 IR-1500の反射率
550nm 可視光 0.26%
850nm 顔認証・ToFセンサー 0.27%
900nm LiDAR(905nm)付近 0.31%
950nm ToF・近接センサー(940nm)付近 0.30%
1500nm 近赤外 0.45%
1550nm LiDAR・光通信 0.47%
2000nm 短波赤外 0.63%

※外部試験機関で測定した全半球反射率(入射角8°・JIS Z 8722準拠)の代表値であり、保証値ではありません。表の値はグラフと同じ25nm間隔のデータから読み取ったもので、905nm・940nmは近い900nm・950nmの値を示しています。

JAXAの試験設備で、宇宙の”黒”を再現

JAXAの人工衛星試験用の暗室(スタートラッカー開発用)で、宇宙空間の暗さを再現するために使われているIR-1500。その圧倒的な光吸収性能は、天体写真の世界にも革命をもたらします。

※地上の試験設備での採用です。人工衛星に搭載されたものではありません。

撮影を妨げるのは、機材内部の迷光だけではありません。地面からの僅かな照り返しや、周辺機材の反射光も、星雲の淡い階調を奪う大きな原因となります。

IR-1500で撮影環境そのものを「ポータブル暗室」に変えることで、JAXAの試験設備で使われている”宇宙の黒”を、あなたの作品の背景にすることができます。

NASAの星雲画像
Image Credit: NASA

赤外対応の暗室・試験室をつくる

LiDAR・ToF・近赤外カメラの評価では、壁や床、周りの機材からのわずかな赤外の反射が、測定の誤差になります。IR-1500は950mm幅の原反(20m巻)でご用意しているため、試験室の壁・床・天井や暗幕のような広い面にも施工できます。

  • 壁・パネルに貼る:粘着剤ありタイプ
  • 暗幕・カーテン・背景にする:粘着剤なしタイプ(縫製加工が必要な方はご相談ください)
  • 必要な量の目安:20m原反1本で約19m²(有効幅950mm×20m)。たとえば幅2m×奥行2m×高さ2mの試験室なら、壁4面で16m²、天井を加えて約20m²です。
  • 装置の中の部品に:鏡筒・筐体・バッフルなどで低発塵が求められる場合は、発泡シートのファインシャットシリーズもご検討ください。

あなたのプロジェクトに、JAXAの試験設備で使われている性能を。

迷光が引き起こす、手戻りやロスタイムをゼロに。

次に続く「製品仕様」で、詳細をご確認ください

製品仕様

IR-1500は、特殊レーヨンパイルを丈夫でしなやかなレーヨン基布に静電植毛した、高性能な近赤外吸収植毛布です。厚さは約0.8mm(参考値)。裏面の粘着剤は、ご用途に合わせて「無し」「有り」の2種類からお選びいただけます。

仕様 粘着剤なし 粘着剤あり
製品写真
暗素研の近赤外吸収植毛布IR1500の粘着剤なし(テープなし)の裏面写真。布地(基布)のままの状態が確認できる。
暗素研の無反射植毛布NFの「のり付き仕様」の裏面写真。裏面に剥離紙が貼り付けられている様子が確認できる。
裏面仕様 布地(基布)のまま アクリル系粘着剤付き(剥離紙付き)
主な用途 カーテン、被覆、撮影背景 筐体内部への貼り付け、パネル、DIY
規格サイズ A4サイズ / 950mm×400mm(粘着剤なしのみ)/ 950mm幅のm単位切り売り / 950mm幅の20m原反売り
環境規制 RoHS・REACH(SVHC):適合(粘着剤なし・あり)
第三者試験機関による試験(2024年12月)
アウトガス
(ASTM E595)
TML 3.86% / CVCM 0.14%
宇宙用材料で一般に目安とされる値(TML 1.0%以下 / CVCM 0.1%以下)を上回ります。宇宙機器など、アウトガスが問題になる用途は事前にご相談ください。
取り扱い上のご注意

製品の端について:製造工程の都合上、製品の長辺(両端)約20mm幅には、植毛が無い部分やパンチ穴が含まれます。これを差し引いても、有効幅として950mm以上を確保しております。

お手入れについて:折り目やシワが付いた際は、当て布をするか裏面からスチームアイロンを軽くかけると改善します。パイル面に直接アイロンを当てないでください。

技術データ(代表値)

項目 値
全反射率(%) 550nm 0.3
950nm 0.3
1500nm 0.5
近赤外線吸収率 99.5%
光沢度(%)JIS Z 8741 準拠 20° 0.00
60° 0.00
85° 0.07
表面抵抗率 1010 Ω/sq
総厚 0.8mm(粘着剤なし)
摩擦堅牢度JIS L 0849:2013 摩擦試験器Ⅱ形 乾燥 3-4級
湿潤 1級
植毛強さ 506回
引裂強さJIS L 1096:2010 ペンジュラム法 たて糸 20.9N
よこ糸 12.5N
破裂強さJIS L 1096:2010 ミューレン法 1100kPa
耐接触性 〇
耐水性 ×
発塵少なさ ×

※全反射率はテクニカルデータシートの値(小数第1位)です。波長ごとの詳しい値は「主な波長での反射率」の表をご覧ください。

※代表値であり、保証値ではありません。全反射率は外部試験機関で測定した全半球反射率(入射角8°・JIS Z 8722準拠)。評価:〇=適する △=条件により注意 ×=適さない。詳しくはテクニカルデータシート(カートボタンの下からダウンロード)をご覧ください。

施工の前に知っておいていただきたいこと

  • 毛倒れ:植毛品の性質上、ところどころ毛が寝て、その部分だけ反射が上がることがあります。
  • 2500nm付近:測定範囲の上端に向けて反射率がわずかに上がり、2490nmで約0.78%です。2500nmまで厳密な上限が必要な場合は、全データをお見せしますのでご相談ください。
  • お手入れ:シワや毛倒れは、当て布をするか、裏側から軽くスチームアイロンを当ててください。毛の面に直接アイロンを当てないでください。

よくあるご質問

この製品の耐熱温度はどのくらいですか?

公式な耐熱温度の規格はありません。直射日光の下での表面温度は、外気より約10℃高い程度(約43℃)でした。また、粘着剤ありの品を85℃・湿度85%で約200時間置いた当社の試験(外部試験ではありません)では、反射率・粘着力とも劣化は見られませんでした。ただし、長期の使用を保証するものではありません。ダッシュボードなど高温になる場所へ長く貼る場合のデータはまだないため、事前にサンプルでお試しください。

標準規格以外のサイズや、複雑な形状でのカットは可能ですか?

はい、可能です。当サイトでご案内している「カットサービス」をご利用いただくことで、お客様の設計データに基づき、1枚の試作から量産まで、ご希望の形状に精密加工してお届けします。

のり(粘着剤)なしの製品はありますか?

はい、ございます。本製品には、裏面に粘着剤が付いた「粘着剤あり」タイプと、粘着剤が付いていない「粘着剤なし」タイプの両方をご用意しております。製品仕様の比較表をご確認の上、ご希望のタイプをお選びください。

宇宙機器や、アウトガスが問題になる用途に使えますか?

IR-1500は、JAXAの地上試験設備(人工衛星のスタートラッカー開発用の暗室や、宇宙環境の模擬試験室)で使われている実績があります。一方、第三者試験機関によるアウトガス試験(ASTM E595)では、TML 3.86%、CVCM 0.14%と、宇宙用材料で一般に目安とされる値(TML 1.0%以下、CVCM 0.1%以下)を上回りました。設備での採用実績があっても、すべての用途に使えるとは限りません。使う量や設置場所、汚れを嫌う光学部品との距離によって適否が変わりますので、ご要件をお知らせいただければ個別に検討いたします。

無反射植毛布NFや特級暗黒布 太黒門とは、どう違いますか?

NFと太黒門は可視光向けに作った製品です。IR1500は、その吸収を近赤外(2500nmまで)に広げたもので、LiDAR、近赤外センサー、赤外線カメラ、天体撮影などに向いています。可視光だけの用途であれば、NFや太黒門のほうが合う場合があります。

精密光学機器やカメラの内部、クリーンルームで使えますか?

清浄さが求められる機器の内部には、おすすめしません。外部試験機関の発塵試験では、静置した状態では発塵は測定されませんでしたが、叩くとまとまった量の発塵があり、当社の植毛製品の中でも多いほうでした。ほこりを嫌う環境にはファインシャットが向いています。ファインシャットも1500nmまで測定していますが、その範囲の反射率はIR1500より高めです。発塵の少なさと近赤外の吸収のどちらを優先するかで選んでください。ご相談も承ります。

水に濡れても大丈夫ですか? 屋外で使えますか?

いいえ。耐水性はなく、湿潤時の摩擦堅牢度も1級と低い値です。濡れると毛が寝て、その部分の反射が上がり、跡が残ります。屋内でお使いください。

難燃性はありますか?

ありません。難燃の認定は受けておらず、火が直接触れると燃えます。ソーラーシミュレーターやレーザーなど強い光源の近くで使う場合は、条件によって危険の度合いが大きく変わるため、事前にご相談ください。

直射日光で熱くなりませんか?

植毛の毛足は表面積がとても大きく、吸収した熱を逃がしやすい構造です。当社の試験では、真夏の直射日光の下でも外気より約10℃高い程度(約43℃)でした。ただし、とても強い光や集光した光では結果が変わるため、実際の条件でのお試しをおすすめします。

縫製して、カーテンなどにできますか?

当社は生地の販売のみで、縫製の手配は行っていません。毛足のある生地のためミシンを汚しやすく、対応できる縫製所は限られます。平らな縫い合わせが中心で、ひだを寄せるカーテンには向きません。縫製所はお客様でお探しください。取り扱いのご相談には応じます。

紫外線や長期の日光への耐性は試験していますか?

まだ試験していません。公開している熱のデータ(直射日光での表面温度、85℃・85%での粘着剤の試験)には、紫外線の試験は含まれていません。長期のデータが揃うまでは、屋内など紫外線の少ない環境でのご使用をおすすめします。

海外へ持ち出す・輸出する場合の注意点はありますか?

IR1500は輸出貿易管理令のリスト規制には該当しませんが、赤外線を吸収する性質から、キャッチオール規制の対象になる場合があります。海外への持ち出しや再輸出をお考えの場合は、資料ダウンロードページの該非判定書をご確認のうえ、仕向地と用途をお知らせください。

記載されている反射率・吸収率は保証値ですか?

記載の数値は外部試験機関での測定による代表値であり、すべてのロットで保証される値ではありません。植毛品や塗料は製造上のばらつきが避けられず、測定条件(波長・入射角・測定器)によっても値は変わります。受入検査の判定基準としてお使いになる場合は、条件を取り決めさせていただきますので、事前にご相談ください。

お問い合わせ

製品に関するご質問や、在庫状況、お見積りのご依頼など、お気軽にお問い合わせください。

お問合せはこちらから

専門スタッフがサポートします。お気軽にご相談ください。

アクセス解析と広告のためにCookieを使用しています。Cookieはブラウザの設定で無効にできます。