レンズフード内面反射処理の比較

こんにちは、コプロ新製品担当の鉄平です。

 

弊社では反射防止シート「ファインシャットSP」を使いまして、レンズフードの内面反射を抑制させるキットを販売しております。本ブログの執筆時は9種類の製品が出ているのですが、毎月5~6種類ずつ増やしていく予定となっております。

 

そんなわけで、30種類ほどのレンズフードが事務所にあるわけですが、実物を見たり電気店で展示品を見ているうち、各社のレンズフード内面の反射防止処理の違いが見えてきました。

 

 

まず反射防止処理の程度について、私の独断でグレード分けすると次の3つに分けられます。

 

 松グレード 植毛仕上げ

 竹グレード ニコンの反射防止塗装、ギザギザ仕上げ

 梅グレード 塗装なし、普通の塗装処理

 

写真にするとこのような感じです。

各社レンスフード 内面反射防止性能の比較

 

まずは梅コース、ソニー、キャノン、ペンタックス、富士フィルムさんの安価機種向けのレンズフードは未処理もしくは反射防止性能の無い塗装となっています。写真の左側2つがサンプルです。光沢感が強いので、夕日など厳しい斜光の指す環境だと画像に影響が出るかもしれません。

 

 

次に竹コース、ギザギザ及び反射防止塗装処理です。タムロンさんやSIGMAさん、また富士フィルムさんのレンズフードも一部を除きギザギザです。

 

ニコンさんは大砲レンズを除き、基本的には反射防止塗装処理で統一しているようです。この処理は傷が付きやすいのが難点ですね。

 また内面処理とは関係が無いのですが、ニコンさんのレンズフードは剛性が高く、レザー塗装も施されているため高級感を感じます。

 

 

 最後は松コース、植毛加工仕上げです。やはり反射防止性能はダントツですね。写真で見ても黒いです。

キャノンさんは割り切っていて、大量生産の安価機種は塗装なしですが、10万円近い中級クラスから植毛仕上げを採用しているレンズフードが見受けられます。Lレンズになると基本植毛仕上げのようですね。ペンタックスさんも同様に中級クラスから植毛という印象です。

 

 

 以上、メーカーによって違いはありますが、少なくとも中級クラス以上のレンズは各社しっかりコストをかけて反射防止対策を施しています。それだけ画質に影響のある部分ということでしょう。

 

弊社のファインシャットSPは、厚み0.2mmという薄さながら植毛並の反射防止性能を持っております。画質にこだわる方はぜひ弊社製品「レンズフード反射防止キット」も御覧くださいませ。

 

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コメント: 2
  • #1

    さんかれあ (水曜日, 24 10月 2018 18:42)

    EW-73D用に買いました。
    質感も良く効果が有りそうな感じで、高級感がましました。
    貼り方も簡単できれいに貼れました。
    1枚予備で付いていて失敗しても安心です。
    撮影はこれからです。

  • #2

    KoPro (木曜日, 25 10月 2018 10:30)

    さんかれあ様
    ご連絡誠にありがとうございます。
    きれいに貼れたとのこと、嬉しい限りです。
    皆様のニーズを元にラインナップを増やしていきますので、
    なにかありましたらご連絡下さいませ。